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情報系学部は本当に就職で有利なのか?

こんにちは、今日は情報系大学院生ですでに就活を終えた私が、情報系学部が就職で有利ではないという、多少反論を呼びそうな話をしようと思います。これはあくまで個人の見解です。

私が有利ではないと思う理由を結論から言えば
情報学部で身につくスキルはほとんどが家でも学べてしまうため、他の学部からでも情報系就職は可能であり、他の学部に比べキャリア選択の幅が狭いため

です。

 

以下で詳しく話します。

情報系学部の人気と現実

ここ数年、AIやデータサイエンスなどの新しい技術が急速に進化し、その技術の中心となる情報系学部が大きな注目を集めています。その結果多くの学生が高度なテクノロジーを学べる場として情報系学部を選んでいます。

加えて、なんかITとかDXとか流行りだから就職有利だろうと、何も考えずに情報学部に来る人も増えました。

おそらくこのように考える人に取って就職先として考えるのは、システム開発システムインテグレーター(SIer)などの企業だと思います。具体的には(富士通、NEXなどです)。

しかし、SIerのほとんどの仕事は、必ずしも情報系学部を専攻しなくてもなれるものです。実際、多様なバックグラウンドを持つ人々が、スキルを磨き上げることで、これらの職業に就いています。その証拠に、文系出身の者でもSIerになることが可能です。

次にゲーム開発がしたいという理由で、情報学部を選ぶ人も多いでしょう。実際大学でもゲーム系の授業があり、関連する研究を行う研究室もあります。しかし、実際の採用の現場では、ゲーム会社に入るためには自分で何かしらゲームを作っていた経験は必須です。そのため、必ずしも情報系学部を選ぶ必要はないのです。

さらに情報系学部の大きな特徴として、ほとんどの勉強と研究がPC1台あればできるということです。つまり本気でやろうと思ったら誰でもできてしまうし、企業も自分でなにか取り組んだ経験を求めています。

また、ゲーム会社の採用では、ゲーム開発経験は当たり前でその他の趣味や特技が重要視されたりします。なぜなら、ゲームだけやってきた人は、存在するゲームしか作れないからです。

 

就職に有利な学部とは

反対に、私が就職で有利だと思う学部は、化学系、電気系、機械系といった専門的な知識を必要とする学部です。その理由は、これらの分野では、自分一人の力では難しい研究を、学校や研究所の力を借りて進めることができます。また、先輩からの研究の引き継ぎが多く、自分自身が新たに何かを開発するというよりは、既存の研究を発展させる形になるためです。これは、自発性が低くてもなんとかなるということです。

そして、研究内容が企業の要求と直接リンクしている場合、企業への就職は非常にスムーズです。一種のエスカレーターのように、有名企業への就職が可能となります。(化学系は競争激しいかも)


結論:情報系学部と就職のリンク

以上が、情報系学部が就職に有利という認識が必ずしも正しくないという私の見解です。情報系学部は、確かに一部のスキルを習得する上で有用な場所であり、それがキャリア形成において一定の助けになることは事実です。しかし、それが全ての職種における就職に有利であるとは言えません。

各学部が持つ特性と就職市場のニーズを理解することが重要であり、学生自身が自分のキャリアパスをしっかりと見据え、どのようなスキルをどこで身につけるべきかを考えるべきだと思います。

 

適当に書いた記事なので意見あれば優しめにコメントしてってください